両端がどちらからでも挿入可能な形状が特徴の二股(うなぎ)ディルド。
特殊な見た目で使いこなすのが難しいと思われがちですが、実はノーマル、レズビアン、オナニーなどどんなシーンでも使用できるアイテムです。
この記事では二股ディルドの特徴やオナニーでの使い方・選び方をご紹介いたします。
おすすめの二股ディルドも3つピックアップしてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
二股(うなぎ)ディルドとは?
二股ディルドとは両端がどちらとも挿入できるようになっているディルドです。
「双頭ディルド」や「ツインディルド」とも呼ばれています。
もともとは女性同士で使用することを想定して作られたアダルトグッズですが、女性のオナニーにも使用することが可能です。
一般的なディルドは1人で使用することを前提に作られているため、片方のみが挿入できるようになっており、1人で様々な使い方ができるのが特徴です。
一方で、二股ディルドは2人で使用することを想定して作られているため、固定して使用するような仕様にはなっていません。
しかし、両端がどちらとも挿入できるようになっていることで、膣とアナルに同時に挿入することが可能になっています。
膣とアナルに同時に挿入できる点は一般的なディルドにはない特徴です。
二股(うなぎ)ディルドの種類
二股ディルドには以下の4つの種類があります。
- I型
- U型
- J型
- ペニバン型
種類によって異なる特徴は以下の通りです。
I型
I字型は二股ディルドの中でもスタンダードなタイプのディルドです。
真っ直ぐでアルファベットの「I」のようなシルエットになっていることから「I型」と呼ばれるようになりました。
江戸時代にはすでにI型の二股ディルドが存在し、女性同士で使用されていたことが分かっています。
I型の二股ディルドの多くは先端がペニスの形になっており、女性同士で使用する場合は正常位や座位、バック、松葉崩しなど、様々な体位を楽しむことができるなど、使用方法のバリエーションが豊富です。
長いタイプだと、性器同士が触れることがないため、激しくピストンするのに適しています。
一方で短めの二股ディルドは性器同士を合わせる「具合わせ」という状態を楽しむことができます。
I型の二股ディルドには硬い素材でできているものから柔らかい素材でできているものまでありますが、女性がオナニーで使用する場合はフレキシブルに曲げられるタイプの二股ディルドがおすすめです。
曲げて使用することで膣とアナルの2点責めをすることができます。
U型
U型の二股ディルドは、I型のディルドが初めからアルファベットの「U」型にカーブしているような形状をしています。
I型の二股ディルドとの違いは、「U型に折れ曲がっている」という点と「オナニーに使用することが想定されている」という点です。
しっかりとU字になっているものは基本的に一人で使用することを前提としているアイテムが多いですが、緩やかにカーブしているようなものは2人で使用することが可能です。
U型をオナニーで使用する際は膣とアナルに同時に挿入して使用します。
両端どちらからでも挿入することができますが、中には片方は太めで、もう片方は細くなっているタイプもあります。
アナルへの挿入に自信がないという方は一方が細くなっているタイプのディルドを選ぶとよいでしょう。
J型
J型の二股ディルドは女性同士での使用を想定して作られているタイプの二股ディルドです。
短い方のディルドを挿入すると、挿入した方の体にペニスがついているような状態になります。
そのため、レズビアンカップルの責めが短い方を挿入し、受けの女性に長い方のペニスを挿入するという使用方法をするのが一般的です。
もちろん、女性のオナニーにも使用可能。
J型は短い方の挿入部分が少し上を向いているので、Gスポットを刺激するのに最適です。
また、長い方の挿入部分はしっかりと奥まで挿入できるほどの長さがあるので、ぐいぐいと圧迫するようにポルチオを刺激することもできます。
アイテムによっては挿入部分の付け根が隆起していて、クリトリスを刺激できるようになっているものもあるので、クリトリスと膣を同時に責めることが可能です。
1本でGスポットからクリトリスまで様々な刺激を味わいたい方にはJ型の二股ディルドがおすすめです。
ペニバン型
ペニバン型とは、ベルトやパンツの内側と外側にそれぞれディルドがついているタイプです。
双頭ディルドの種類の中では、オナニーに使用するのには向いていないアイテムと言えます。
なぜなら、内側と外側にディルドがついているため、1人で履いて使用する場合は内側のディルドしか使用することができないからです。
使用方法としては、一方がペニバンのディルドを膣に挿入し、もう一人はお尻を突き出すような体制でペニバンから出ているディルドを挿入するタイプや、履いた時にディルドが前にくるようになっており、攻め側の女性が受けの女性に対して男性のように挿入することができるタイプがあります。
オナニーには向いていませんが女性同士のセックスには欠かせないアイテムです。
二股(うなぎ)ディルドの選び方
オナニーで使用する二股(うなぎ)ディルドの選び方は以下の通りです。
- サイズで選ぶ
- 見た目で選ぶ
- 柔軟性で選ぶ
選ぶ基準や具体的な内容を見ていきましょう。
選び方1:サイズで選ぶ
二股ディルドはアイテムによって長さや太さが異なります。
最初に確認したいのは亀頭部分の太さです。
サイズの合わないものを選んでしまうと、気持ちよさを感じられないどころか挿入時に痛みを感じてしまうことが少なくありません。
太さを選ぶ際の目安となるのは、日本人男性の平均的なペニスサイズです。
株式会社TENGAが発表したデータによると、日本人男性の平均的な亀頭の直径は3.53cmというデータが出ています。※1
つまり、日本人男性の平均的なペニスサイズである3.53cmを基準に選ぶのがよいでしょう。
ただ、二股ディルドは太さが0.5cm太いだけでも挿入感が大きく異なります。
そのため、ディルド自体使用するのが初めてという方は、まずは亀頭の直径が3.53cm未満のものを選んで試してみることをおすすめします。
また、二股ディルドをオナニーに使用する際は膣とアナルに挿入して使用することが多いため、長さにある程度余裕のあるものを使用しましょう。
具体的には全長が30cm以上のものを選ぶのがおすすめです。
選び方2:見た目で選ぶ
二股ディルドにはリアルな見た目のアイテムの他にも、カリや血管などの凹凸がなく、ポップな見た目のアイテムがあります。
そもそも一般的なディルドの魅力の1つに、「本当にペニスが挿入されているような気分になれる」があるため、一般的なディルドにリアルな見た目のアイテムが多いのは必然的です。
一方で二股ディルドはリアルな見た目のアイテムも数多くありますが、リアルな見た目のものと同じぐらいリアルさを感じないポップな見た目のアイテムが販売されています。
見た目については好みの問題なので、「本当にセックスしているような感覚を楽しみたいという方はリアルな見た目のものを選ぶとよいでしょう。
一方で「グロテスクな見た目が苦手」「家族に見つかっても言い逃れしやすいアイテムが欲しい」という方はリアルさを感じない二股ディルドを選ぶのがおすすめです。
選び方3:柔軟性で選ぶ
二股ディルドを選ぶ上で、硬さはとても重要です。
柔軟性がない二股ディルドを選んでしまうと、代表的な使用方法である2点責めができなかったり、挿入しても抜けてしまったりする可能性があります。
例えばI型やU型の二股ディルドを選ぶ場合は、円状に曲げることができる程度の柔軟性のあるアイテムを選びましょう。
二股(うなぎ)ディルドをオナニーに使う方法
二股ディルドは見た目がマニアックなアイテムなので、使い方に迷ってしまう方も多い二股ディルド。
しかし、実際の使用方法は以下のようにシンプルで扱いやすいため、ハマってしまう方はたくさんいます。
その1:膣とアナルに同時に挿入する
二股ディルドの定番は膣とアナルに同時に挿入する使い方です。
もともとは女性同士で使用することを想定して作られたアイテムですが、1人で使用する場合も考慮されているため、柔軟性が高くフレキシブルに曲げられるものが多くなっています。
フレキシブルに曲げられることで膣とアナルに同時に挿入することができるのはもちろん、抜けてしまうこともありません。
左右でサイズが違うものであれば、アナル初心者の方でもスムーズに挿入することが可能です。
その2:ポルチオを開発する
I型やU型のディルドは、挿入部分にしっかりとした長さがあるため、ポルチオを開発するのに向いています。
ポルチオを刺激する際はピストンをするようにガンガン突くのではなく、ゆっくりと圧迫するように刺激を与えていきましょう。
特にポルチオが未開発の方はピストンをするように刺激してしまうと痛みを感じることがあります。
痛みを感じない程度の力加減を保ちながら、時間をかけて開発していくことで体への負担が少なくなります。
二股(うなぎ)ディルドのおすすめアイテム3選!
二股(うなぎ)ディルドはディルドの代表格である吸盤ディルドなどのアイテムよりも出回っているアイテム数が少ないディルドです。
出回っているアイテム数が少ない分、自分にぴったりのアイテムを見つけるが難しいものの、使いやすいアイテムはいくつかあります。
ここからは二股ディルドの中でも特におすすめのアイテムを3つご紹介します。
【1】Canokii/双頭ディルド

canokiiの双頭ディルドは刀のようなシルエットが特徴です。
柄の部分はジャバラタイプで凹凸があり、刀部分はリアルなペニスのような血管、裏筋、カリの凹凸が再現されています。
柄の部分は凹凸が深く、数が多いため刀部分よりもさらに高刺激。
アナルへの挿入におすすめですが、太さが3.8cmあるのでアナルオナニー初心者の方は注意が必要です。
柄の部分と刀部分はどちらもプニプニとした柔軟性の高い素材でできています。
肉感があるしっかりとした素材ですが、O字に曲げることが可能。
1人で使用する際は膣とアナルに同時に挿入することができます。
価格 | 1,599円(税込) |
サイズ | 刀部分:長さ18cm、太さ3.8cm 柄部分:長さ11cm、太さ3.8cm |
素材 | 不明 |
【2】Enlove/双頭ディルド

Enloveの「双頭ディルド」はU型の双頭ディルドです。
ピンクがかった半透明のボディ。
ぷるぷるとした柔らかい素材で自由に曲げることができますが、しっかりとしたハリがあるので、ピストンをしている最中にぐにゃりと曲がることはありません。
可愛いらしい見た目とは裏腹に、カリや血管はしっかりと再現されているため、挿入した時の刺激は十分。
挿入部分は繋ぎ目がないので、ポルチオを開発したい方にもぴったりです。
太さはどちらの先端も太さは3.51cm。
日本人男性のペニスの平均的な太さですが、アナルへの挿入は慣れていない方でないと難しいでしょう。
価格 | 2,399円(税込) |
サイズ | 長さ:45cm 太さ:3.51cm |
素材 | シリコン |
【3】フジ工芸/双頭閣下


双頭閣下はリアルな見た目が特徴的な二股ディルドです。
カリ、血管、裏筋などが忠実に再現されているため、膣やアナルに挿入した時に凹凸がゴリゴリと刺激します。
また、左右で太さが異なり、太さいの違いがはっきりしているのはオナニーで使用しやすいポイント。
細い方はアナルに挿入し、太い方は膣に挿入するというように使い分けることが可能です。
二股ディルドと言えば海外製品が多く、サイズが大きいものが多いのですが、双頭閣下は日本人でも使用しやすいサイズになっています。
サイズは「ハニーショート」と「ワイルドロング」の2種類。
ハニーショートは全長29cm、太さは3.7cmと日本人の平均的なペニスサイズと同じくらいです。
一方でワイルドロングは全長38cm、太さ4.2cmと大きめなので、中級者〜上級者の方におすすめのサイズです。
どちらのサイズも円状に曲げられるほど柔らかいので、オナニーに使用する際も挿入が簡単。
一方が細くなっていることから2点責め初心者の方におすすめの二股ディルドです。
価格 | ハニーショート:2,178円(税込) ワイルドロング:2,838円(税込) |
サイズ | ハニーショート:全長29cm、太さ3.7cm・2.2cm ワイルドロング:全長38cm、太さ4.2cm・2.9cm |
素材 | 不明 |
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二股(うなぎ)ディルドは、もともと女性同士で使用することを想定して生まれたアダルトグッズですが、女性のオナニーにも使用することが可能です。
ただ、1人で使用する際は2人で使用する場合とは異なり、曲げて使うことが前提となります。
そのため、二股ディルドを選ぶ際は、円状に曲げられるような柔軟性のあるディルドを選びましょう。
アナルに使用するということもあり、中級者〜上級者向けのアダルトグッズです。
「いつものディルドに飽きてしまった」「膣とアナルを同時に刺激できるアイテムが欲しい」という方には二股ディルドがおすすめです。